こんにちは。 離婚相談セラピストのCHIKAです。

夫の浮気を暴くために、私が初めて探偵事務所を訪れた時の話です。

初めての探偵事務所探し

探偵事務所を探すのに、私には何のあてもなかったので、区の名前探偵事務所口コミ等で検索して、上位に表示されてたのを見ていて、家から近い探偵事務所を見つけました。
どうやらその道では有名な方のようで、その方の顔写真もアップされていて、カウンセラーさんもいるとのことでした。調査料金も良心的であるとの口コミも良かったので、電話をかけてみることにしました。

そして、事務所に行くと、入り口で女性が出迎えてくれました。
お部屋に案内されて待つ間、自社の探偵事務所の紹介ビデオがテレビで流されていて、それを見ていました。
しばらくすると、案内してくれた女性と、もう1人の女性が来て、名刺を頂きました。
最初にお話を聞きましょう。との事で、家庭の状態や証拠になるかな?と思う物を見てもらいました。

ただ、その時にはまだあまり証拠と言えるような情報は少なく、証拠と言えるような物は、LINE上での「愛してる」「いつも一緒だね」「寝顔可愛い❤️」等のやり取りと、相手の女性の住所と顔写真、来週の夫の出張日程でした。

今思えば女性のお二人はカウンセラーさんだったようです。

カウンセラーさんと調査員の男性

親身に話を聞いてくれて、お二人とも離婚経験者で、気持ちが分かると同情してくれました。話を聞いて下さった所で、1人の女性が席を外しました。

すると男性が部屋に入ってきて、その方は調査の担当者だとの事でした。
私の話とカウンセラーさんのお話を聞いて、「あ!間違いなく黒だね。来週、ちょうど出張じゃない!調査入れますよ!!

と勢いよく話されて、私にこう言いました。

「空港から帰ってきてからでも、張ってるからいけるよ!そのまま1週間契約でいけるんじゃない?本来なら1週間ベタつきなら、150万円はするけど、奥さん、かわいそうだから120万円でいいよ。じゃ!手配しようか?!」

と話すと、廊下に出て、どこかに電話していました。
感覚としては、軽いな。。というイメージで、すぐに契約を!という流れでした。
それまで流暢にお話ししていた女性の方も、男性の話に頷くだけで、あまりお話ししなくなりました。

いきなり契約手続きを進める調査員

私が困っていると、

男性:「この位の金額でいける?日数削ってもいいんだよ」

私:「あまりに高額なので、即決は難しいです。◯◯さん、どうすればいいですか?」
と女性の方に聞きました。

すると、カウンセラーの女性は穏やかに

女性:「たしかに主婦にとっては高いですよね。メールアドレス交換して、また後日連絡くださってもいいですよ。」

と言ってくださり、私は一旦持ち帰らせて下さい。とお願いして、帰宅してきました。

家で自分の通帳を見ながら、この調査金額では一度の調査で、尽きてしまうということを思い知りました。探偵の調査料金って1週間で100万円以上もするものなんだと。。。

お金の重み

私が握りしめていた通帳は、結婚するまでこつこつ貯めた会社員時代のお金です。
当時夫も知っていて、このお金を、当時住んでいたマンションの頭金に払ってと言われたのですが、将来のために、これだけは取らないで欲しいと頼んで残していました。

喧嘩するたびに、夫は

「俺のお金は全て家族のために使っているけど、君は会社員時代の貯金を使ってくれなかったね。」

と言われました。

こんな時が来るなんて思っていませんでしたが、このお金のおかげで、私は一度だけチャンスがあるんだ!

そう思うと、あの探偵事務所の調査員には、このお金の重みは絶対に分からないと思いました。
どの事務所も同じなのかもしれませんが、とりあえずここに決めるのは止めようと思いました。

夜になると、女性からメールがありました。丁寧にお断りすると、「承知しました。」とお返事があり、私からすれば女性のカウンセラーさんの印象はとても良かったです。

この頃になると、寝れない日が続いて食欲もなく、気力だけで生きていた記憶があります。
ちょうどこの頃、テレビを見ていると、愛人を作った夫が、邪魔になった妻を殺害したという事件が報道されていて、それが自分の身にも起こるのではないか?と本気で思い、寝ている間に殺されるかもしれないと考えていました。

それほどでしたので、早く探偵事務所を決めて、一刻も早く証拠を取り精神的に安定したいという気持ちが強かったです。

今思うと、かなり追い詰められていました(笑)

        離婚相談セラピスト/CHIKA