こんにちは。離婚相談セラピストのCHIKAです。

今、私は自宅と出張でサロンワークをしています。
当時は何もしていないと、悪いことばかり考えてしまい、仕事をしている時が一番しっかりしていたと思います。
仕事がある事で、
「落ち込んでいてはいけない!」
と思える事と、夫からは存在が否定されていたとしても、ここに必要としてくれている人がいる。という喜びが、私の励みになっていました。

ある日、よくサロンに来てくれるお友達が、施術中に言いました。

まみさん「CHIKAさんって、いいよね。いつも旦那さん、お仕事応援してくれてるんでしょ?子供達も素直そうで、理想の家庭って感じ!」

私「まみさんこそ、いつも綺麗にしていて、素敵な車で娘さんとお出かけしてて、充実してるって感じですよ!」

まみさん「いや、実はさぁ、私引っ越すことになりそうなの。」

彼女は同じマンションの高層階に住む、とても美しいママさんです。可愛い娘さんと、よくお出かけしていました。

まみさん「私、実は暴力を受けていて、顔が腫れて出られない日もあったの。悲しくて辛くて、かなり悩んだけれど、弁護士立てていて、やっと離婚できそうなの。人生って、何があるか分からないわよね。だから、CHIKAさんも何かあれば言ってね。まだ、同じマンションだからさ。」

それを聞いて、私は仕事中にも関わらず、涙を抑えられず、また、声を出せないほどの喉の詰まりを感じて、言葉も出ませんでした。

彼女の現状を知った悲しみと、私の抑えられない気持ちが合わさり、涙は頬をつたい洋服を濡らし、彼女を驚かせました。

まみさん「CHIKAさん、え!何があったの?!!」

私「まみさん、実は、私は幸せじゃないのよ。夫には愛人がいて、私は知らないふりをして生活しているの。」

私は、今までの事を話し、彼女に本当の自分をさらけ出しました。それを聞き、彼女もまた涙しました。

まみさん「ずっと友達だったのに、お互いに知らなかったね。私だけがこんな目にあっているのかと思っていて、恥ずかしくて言えなかったの。でも、もう引越しする予定だし、今日言わないとって思ってね。」

私「離婚するとはまだはっきり決めてないけど、どうしても許せないから、探偵を探しているの。でも、どこがいいのか分からなくてね。」

まみさん「うちはDVで、夫には愛人がいたから、離婚したお友達に色々聞いていて、その中に探偵を頼んでいた人がいるの。少し聞いておくから!私は、もう離婚が決まっているから、何でも相談してね。辛いのは本当に分かるから!」

こうして、私達はお互いの弱い部分をさらけ出して、辛かった事、将来の不安などを話しました。この日から、施術以外でもお茶やLINEで話し合いました。

私達の住んでいたマンションは、高級マンションとして位置付けられていました。ずっとお互いの事を素敵な家族で、余裕のある生活だと思っていました。しかし、現実は夫が全てを牛耳る仮面家族だったのです。

私は彼女の存在により、救われました。あのままの状態で過ごしていたら、精神的にバランスを完全に崩していたかもしれません。
彼女は、私が離婚に至るまで、ずっと支えてくれました。
今でも彼女には、感謝しています。

辛い気持ちを上手く解放する事は、大切な事だと思います。心の乱れは体に影響します。まさに表裏一体です。しかし、多くの人は心の乱れを隠し、自分でも知らないうちに許容範囲を超えてしまいます。

私もそうでした。何かの拍子ですぐに涙が出るようになり、良質な睡眠がとれなくなり、食事が美味しくなくなりました。

同じ状況で悩んでいる方には、信頼できる方に話したり、運動や趣味でうまくストレスを発散して欲しいです。ただし、人によっては、言いふらしたりする可能性もありますので、相手は慎重に選ばないといけません。
1人で悩みを抱えてバランスを崩さないように、定期的に、自分自身の心の状態も確認して下さい。

長い戦いで、一番大切なのは心の状態です。