契約した後の違和感・・・

女性探偵Mさんと会い契約書にサインしてしまった私は、帰宅して落ち込んでいました。 何時間経ったのか、何をしていたのかも分かりませんでした。

そして、不安な気持ちを分かって欲しかったのか、少しでも落ち着きたいと思ったのか、自分でも理解できないのですが、父親に電話をして、契約した事を話しました。父親は「不安を感じているなら、やめた方がいいんじゃないのか?」と、とても心配しましたが、私は「大丈夫だから、落ち着いたら、また報告するね。」 と言って電話を切りました。

契約したことを後悔。。。

私は今、どうしてサインした事を後悔しているのだろうか?

自分の気持ちを整理してみました。

・Mさんは、とてもいい人で、私の気持ちに寄り添ってくれました。この人なら、依頼してもいいと思ってサインをしました。

・でも、なぜサインした後に、この人に依頼していいのか?と疑問に思ったのでしょうか?

・まみさんが友達から聞いた相談料は「紹介なので数千円でいい。」との事だったのに、Mさんは、最初の金額とは違う金額を、提示しました。

・喫茶店の支払いの際に、私が相談料は3万円と言われたにも関わらず、手持ちが無いからと言って2万5千円の相談料を支払った後の、私のお財布の中身を覗き込んで、「ここの支払い大丈夫?」と聞きましたが、その時に、私が本当は3万円払えたのではないか?と疑っていた様に感じました。また、人の財布の中身を覗き見る行為が、パーソナルな部分に踏み込んでくるように感じました。

・サインした後に、探偵作業の張り込み時間について、実際いつ調査したのか、こちらから分からないので心配なのですが・・とお話したところ、「あなたね、素人だから分からないと思いますけど、いつも張れるわけではないんですよ。あなただけの仕事しているわけではないのよ。皆さん任せてくださいますけど。まぁ、心配しないで下さいね。一緒に頑張りましょう!と言われました。

このように、契約してからすぐに態度が変わるという事は、実際の調査に入ったら、私の意見や要望は、素人だからという理由で、一切聞いてくれないのでは?と思いました。

契約した後、数十分の間で、明らかに印象が変わってきたのです。これが私の不安につながったのだと思いました。

この人に依頼しない方がいい!

自分の本能を信じよう!と決めました。

解約することを決心

両親には、すでに離婚を決心したことを伝えていて、離婚後に子供2人を私が引き取り、女手一つで子供達を育てるために、探偵を雇うと話していました。 私の将来を心配して、眠れない日々を送っている両親には、本当に申し訳ない思いでいっぱいでした。

私の将来を心配して、寝られない日々を送っている両親には、本当に申し訳ない思いでいっぱいでした。

その日、夫は愛人と一緒に行っていると思われる出張に行って、家には帰って来ない予定でした。一人で家に居たこともあって、考える時間もありました。

Aさんが契約をした直後から明らかに態度が変わったこと、財布の中を覗き見る「人の気持ちに土足で踏み入るような人」であることを感じたため、解約できないかと思う気持ちが強くなってきたのです。

解約したいということ告げると

そこで、私は思い切ってMさんに電話をしました。

私:Mさんですか?今日は大変お世話になりました。帰宅してから、よく考えて、先ほどの契約を解約したいのですが。。。申し訳ありません。。

Ⅿさん:は?何言ってるんですか?あなたが契約したいって自分で言ったんですよ!!

私:はい、申し訳ありません。しかし、クーリングオフ制度があると思いますので、契約をやめたいのです。

Ⅿさん:あなたには私がきちんと引き受けると説明しましたよね?信用できないのですか?私はあなたの両親にも会うと言いました。怪しい人なら親になんて会わないですよ。

私:信用していないわけではありません。はい、すみません。

そんなやり取りが続いた後。

Ⅿさん:わかったわよ!もういいわ!

私:すみません。私がサインした契約書を返して欲しいのですが、申し訳ないので事務所まで取りに行きます。

Ⅿさん:来ないでいいから。こちらで破棄するから!本当にひどい目にあったわ。ずっと探偵しているけれど、こんな失礼な人初めてです!

私:それは申し訳ありませんでした。でも、契約書は返して頂きたいのでお願いします。

Ⅿさん:私のことは信用していないのね。破棄するから大丈夫って言ってるでしょ?あなたしつこいわね。

私:しかし、破棄しないまま1週間過ぎた場合、私がクーリングオフしたことがわからなくなってしまうのではないですか?とにかく、私がサインした物をあなたに持っていてほしくないので、大変申し訳ないのですが、事務所を教えてください。

Ⅿさん:だから、何度言ったら分かるの?!渡しません!

そう言って、電話は切れました。。

契約書を返してくれない

このままでは契約書を返してもらえず、1週間経ってしまいます。きっと1週間が経ったら法律的にも100万円もの大金を支払わないといけなくなるでしょう。 ずっと放っておいた子供達が、騒ぎ始めました。

長男:お母さん!誰かと喧嘩したの?

次男:お菓子食べたい!ジュースも飲みたいよ~ ママ、こっち来て~!!

なんとか子供の相手をしながら、私はどうしたらいいか?を考えながら、子供の騒ぐ声を聞きながら、寒い冬にもかかわらず、背中に汗をかき、手に汗握り、息も上がって、落ち着かせるために、何度も深く呼吸しながら、何とか解約をできないかと考えました。

そこで、インターネットでクーリングオフ制度について調べることにしたのです。

離婚相談セラピスト/CHIKA