被害妄想

妄想性障害とは

被害型の妄想性障害の症例について説明します。

1.いつも誰かに監視されている(集団的ストーカー)

2.家の物が盗まれる

3.誰かに中傷されている

4.嫌がらせを受けている(組織的陰謀・盗聴・電磁波)

5.長期目標の遂行を邪魔される

などと、妄想の内容を不条理だと周囲から言われても納得できません。

妄想性障害を患っている方は、統合失調症の症状と比べても精神的には安定していますし、これまで精神病の既往歴がない人が多く、持続的に継続する被害妄想を訴える言動を除けば私生活は普通に送ることができます。

若くても急に発症することもあるので、高齢者であれば認知症と見分けは分かりつきやすいと思うのですが、周囲の人がその訴えを信じてしまうということもよくあります。

問題なのは一人暮らしの方が発症するケース

被害型の妄想性障害の方の多くは、最初、警察に訴えるということをします。

何度も同じような被害を訴えますので、警察も「病院に行ってください」ということはさすがに言えませんので、「パトロールしておきますね」という柔らかい対応になりがちです。こういったことは、警察の110番システムなどでも情報共有しています。

発症した方に家族がいれば寄り添って様子をみるということもできるのですが、病院に連れて行くと言うこともそう難しくはないと思います。

しかし、肉親がいない一人暮らしの方や遠方で暮らしている一人暮らしの母が発症したというケースで対応に困っているという方は非常に多いのではないでしょうか。

地域と交流しているような近所付き合いがある一人暮らしの方ならいいのですが、丸一日会話することもよくあるというような方ですと、不安が増して悪影響を及ぼしさらに症状が悪化するということも懸念されます。

弊所が行う対処方法

笑顔の女性

一人暮らしをしている妄想性障害の方もしくはそれが疑われる方に、電話で合理的に説明してもまず受け入れてくれません。

肯定もせず、否定もせずという対応がいいでしょう。

そこで弊所では、探偵業務と面談によるカウンセリング業務を組み合わせて人間関係を構築します。

そして、最終的なゴールは、病院に行かせるように導くことと、大切な財産を守ることをしていきます。

「物が盗まれる」と言った訴えがあるのなら、防犯カメラの設置を検討させて頂きますし、誰かにつけられるというストーカー被害を訴えるのなら、探偵としてそういった業務も行います。

まずは、訴えていることを否定はせずに、受け入れることも大切です。

そういう訴えも時には聞き入れて時間をかけて、大切なお母さんや友人などの方と人間関係を構築していき、他業種と連携もしながら、詐欺やトラブルにまきこまれないように見守っていきます。

本来、警察が行う巡回連絡のようなことを有料で受けられるサービスというものだと考えて頂けたらと思います。

また、弊所は行政書士事務所でもありますので、後見人制度の案内もできます。そういったことの検討も視野にいれながら、大切な財産を守るということをされることをおススメいたします。

どうぞ、お気軽にお問合せください。

 

ご相談・お問い合わせフォーム(完全無料)