
夫婦と言えど、承諾なしに携帯のパスワードを勝手に解除してLINEを見る行為や勝手に財布(バッグ)の中身を見ることは明らかにプライバシーの権利を害する行為にあたります。
洗濯など正当な理由があって服のポケットの中身を確認する行為は、もちろん違法な行為にはあたりません。
もし仮に、浮気を疑って勝手に財布やバッグの中身などを覗き見て、浮気に関わる証拠があったとしても下手に追及して喧嘩別れになった場合には、夫婦と言えど損害賠償請求をされて訴えられるという事例が過去にはあるということは知っておいてください。
何事も当てはまることだと思うのですが、違法な手続きにより相手の悪事を暴いたとしても逆恨みされてしまいます。夫婦だから何をしてもいいという訳ではありません。
正当な方法で浮気現場を押さえるということがあなたの身を守る術になります。
上記のように違法な方法で掴んだ浮気の証拠だけども、相手に追及してもいいものかとお悩みの方、一人で悩んでいても何の解決にもなりませんので、お気軽に弊所にご相談して下さい。
浮気などが疑われる物
① レシート(居酒屋、キャバクラ)
レシートには、店舗名、日時、住所、客数(男女で記載する店もあり)、金額など詳細に記載されています。
何気なく捨てられているごみ箱に捨てられているレシートに気を張ってください。夫婦共同で使用するごみ箱であればそこから収集しても違法性が問われることはありません。
そして、もし疑わしいレシートを見つけた時はじっくり発行されたお店をインターネットで検索するなどして、仕事の日程などと矛盾がないか調べて下さい。
浮気を疑っていた時期にキャバクラなどの水商売のお店で発行されたレシートを見つけた場合は、キャバ嬢にどっぷりハマっているということがあります。
キャバ嬢と交際(性行為なしで頻繁に店に通うこと)は不貞行為にはあたりませんので、直接の離婚要件にはあたりません。
※不貞行為とは、性行為があることが条件になります。不貞=浮気ではありません。
② ポイント(会員)カード(風俗・パチンコ・キャバクラ・ラブホテル)
あらゆるお店がポイントカードを発行しているので、ポイントカードも注意して見てください。
最近では、風俗店は家族にカードを見られても風俗店と悟られないようなデザインにするなどして配慮して会員カードを発行しています。
※一方、風俗では性行為がありますので過度の風俗通いは不貞行為にあたると判断され、離婚できる要件にあてはまることがあります。
また、浮気と思っていたらパチンコなどのギャンブルにどっぷり浸かって借金までしていたというケースもあります。パチンコ店では来店ポイントや貯蓄玉ができるようなシステムもあり、ギャンブルなんてしなかったはずなのにパチンコ店の会員カードを持っていたのならば、パチンコにハマっている可能性があります。
③ ライター、マッチ(ラブホテル、キャバクラ)
ラブホテルやキャバクラでは、店舗名記載のライターやマッチが備品で備え付けられていますので、つい油断して自宅に持ち帰ってしまったということもあります。
ラブホテルのライター・マッチを見つけたとなると、浮気している可能性は非常に高いでしょう。
④ 見覚えのないクレジットカード(キャッシング)
夫婦間でも報告なしにクレジットカードを作るということもあるかと思います。場合によっては、小遣いだけでは足りずに多額のキャッシング(借金)をしているということもあります。
最近のクレジットカードは明細書がペーパーレスとなっていることが多く、自宅に明細書が届かないものがほとんどです。
見覚えのないクレジットカードを見つけた場合は、追及する感じではなく、平然を装い「何のために作ったのか、明細書出せるか」などを聞いて相手の出方を試してみるのがいいかと思います。その答えが釈然としない場合は、浮気に限らず何か隠し事をしていると疑うべきです。
⑤ 消費者金融のカード
消費者金融のカード・明細書を見つけた場合はアウトです。浮気、酒・女遊び、ギャンブルのどれかをしているに間違いないでしょう。
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